美容室について

美容院でするシャンプーは断れる?断れますがスタイリング剤はNG

美容院 シャンプー 断る

「いつもレシートにシャンプー料金がついてるけどシャンプーって断れるの?」
「美容室のシャンプー台って苦手なんだけどシャンプーって断れるの?」
「シャンプーしないのって美容室側からしたら迷惑なの?」

などなど、今回は美容室でするシャンプーの疑問について美容師がお話したいと思います。

「美容院でシャンプーを断れる?」と疑問を持つ方には大きく分けて3つあると思います。

・美容室でするシャンプーが苦手
・価格的に抑えたい
・時間短縮のために

理由は色々ですが、この辺も含めて参考になればと思います。

美容院でシャンプーでなしは迷惑?マナー違反?

答え:迷惑でもなければマナー違反でもありません。

ただ、シャンプーをした方が良いケースはあります。

・ワックスやスプレーで髪の毛がガチガチ
・皮脂やオイルで髪の毛がベタベタ

スタイリング剤やオイル(皮脂も同じく)などは、濡らしただけでは落ちないことが多くくしが入らないこともあるので、シャンプーが別料金でもこちらからお願いすることはありますよ。

後輩A
後輩A
スタイリング剤がついてなかったらシャンプーなしでも大丈夫ってことですね。
私
苦手な人もいるからね。シャンプーをするしないは自由だよ。

パーマやカラーでシャンプーを断るのはあり?

基本的にパーマやカラーの施術のときはシャンプー込みですね。

例えば、湯シャンをしている方でパーマやカラーをする人もいるんですが、そういう時はシャンプーを断れるのか?と思う人もいるようです。

パーマの場合はシャンプーなしでもかけられないことはないので、「どうしても!」というのであればシャンプーなしでも良いとは思います。

ただ、髪の状態にもよるので担当の美容師と相談してくださいね。

カラーは、カラー後にシャンプーした方が良いですよ。コレは家で染めるときも同じです。

同僚A
同僚A
カラー剤はけっこう髪の毛に残るからね。
私
そうそう。お湯だけだとやっぱりしっかり落ちないし、反対に頭皮に影響しちゃうからね。

湯シャンを始める方はヘアカラーをやめる人もいるんですが、ヘアダイではなくヘナやマニキュアに変更する方も多いです。ヘナやマニキュアでも、染めた後はシャンプーで落としてあげた方が、残ったカラー剤がタオルにつくなど変な色落ちが少ないと思います。

普段は湯シャンをしていて、カラーをする時だけシャンプーをする人も多いですよ。

頭皮が弱かったり毎日使うシャンプーをこだわっている方は、いつも使っているシャンプーを持ち込んでいただいても問題ありませんよ。

後輩A
後輩A
シャンプーの持ち込みは安くなるんですか?
私
基本的にはシャンプー代は貰うかな。

もしかしたらシャンプーの持ち込みでシャンプー料金が安くなる美容室もあるかもしれませんが、私が働いていた場所では経験がありません。

美容室でするシャンプーは、シャンプーにかかるシャンプーの値段というよりも「技術料」だという風に思っていただければと私は思います。

1日に何度もシャンプーするのは頭皮に良くないのでは?

「べたついてたら嫌だな。恥ずかしいな」
「きれいにしていかないと迷惑かな」

と思って、美容室に行く前に自宅でシャンプーをされてから来店される方もいらっしゃいます。

後輩A
後輩A
あまり深く考えなくても良いですよね。
私
うん。でも、恥ずかしいと思うのは分かるよ。

私は他の美容室に切りに行っているんですが、「今日はどうする?」と一番最初にカウンセリングするんですよね。その時に髪の毛を触られるので、「臭ったら恥ずかしいかも」とちょっと思ってしまいます。

でですね、家でシャンプーをして美容室でもシャンプーをしたら頭皮に負担がかかるのか心配になる人もいるようです。

毎日何回もシャンプーをするのは頭皮に負担がかかりますが、美容室に行く日だけであれば問題ないと思いますよ。

もちろん「家で洗ってきたのでシャンプーはいらないです」と断っていただいても問題ありません

美容室でするシャンプーは好きだけど、1日に何回かシャンプーをして頭皮がヒリヒリしてしまうという人もいます。

美容室に行く前にシャンプーをしなくても問題ないのですが、どうしても気持ち悪くてしたいこともありますよね。そういう時は家でするシャンプーをしっかりではなく軽めに洗うのはどうでしょうか。



美容院のシャンプーが苦手

美容院代を抑えたい、時短が良い、という理由の他に、シャンプーが苦手人もいらっしゃいます。

・気持ち悪くなる
・首が痛くなる
・腰が痛くなる
・耳周りを触られるとビクッとなる
・耳周りを触られるとゾワゾワする
・耳に水が入るのが嫌
・倒れるのが恥ずかしい
・顔にかけられるタオルが苦しい
・シャワーが苦手
・自分のシャンプーしか使いたくない

理由は色々なんですが、もちろん断っていただいて問題ありません

シャンプー台の形も色々で、合う合わないがあります。背が高い人や低い人はもしかしたら苦しいのかな?と思うこともあります。

腰が痛くなる人には、タオルを重ねて腰の下に入れるなどもするので、遠慮なく言ってください。

また、シャンプーなしでもカットの後に髪の毛を流す美容室もあります。シャンプー台が苦手、シャワーが苦手な場合は断っていただいて問題ありません。

ただ、髪の毛を切った後は髪が中に残っていることが多いので、お家に帰ってからしっかり流してくださいね。

実は私、シャンプーがあまり得意ではありません(。-∀-)

私の場合、横になると頭に血がのぼってしまい起き上がると顔が真っ青になっています。また、首が痛くなってしまい頭皮の感覚がなくなります。

同僚A
同僚A
ネープクッションの硬さも店で違うからね。
私
そうそう。シャンプー台の角度やネープクッションの硬さで違うかな。

店によって異なるシステム

お店によってシステムが違います。

・カット(シャンプー・ブロー込み)
・カット(シャンプー別途)
など

美容室の前に出てる看板に書いてあることが多いと思いますが、カットを頼むとシャンプーがついてくる美容室もあれば、シャンプーが別料金の美容室もあります。

もちろん、シャンプー込みのカットの美容室でもシャンプーを断っても問題ありません

「シャンプー込みとシャンプー別料金。これはどういう違いなんだ?」

と思う人もいると思いますが、美容室が何をメインにしているかの違いにもあります。

カットの値段が高い所はシャンプーがついていることも多いのかな?というよりも、シャンプーの料金が含まれているのでカット料金が少し高いのかな?

カットの他に「リラックスしてもらいたい」というのと、「付加価値」というのが主だと思います。

後輩A
後輩A
付加価値?
私
そうそう。「この美容室にまた来たいな」と思うような付加価値だね。

つまり、美容室のゆったりしてリラックスする空気を得てもらいたいなどの場合は、シャンプー込みでカットする美容室も多いと思います。

反対にシャンプー込みじゃない美容室は、その付加価値がないのか?というとそういう事でもありません。

カットの値段が高くてもシャンプーが別料金の美容室もありますから、付加価値をシャンプーに置いていないこともあります。いや、シャンプーに付加価値を置いていないという事ではないんですが、値段の高いカットとシャンプーという付加価値ですね。

カットをするとシャンプーがついてくるお店でシャンプーを断ると安くなるのか?というと、ほとんどの場合はなりません。

後輩A
後輩A
安くなることもあるんですかね?
私
ケースバイケースだろうけど、ほとんどの場合はならないだろうねぇ。一人のお客様をそうするとすべてのお客様を安くしないといけないし、だったら別料金にするよね。

私は、シャンプー・ブロー込みの美容室もシャンプー別途の美容室も、両方で働いた経験があります。

シャンプー込みの美容室でシャンプーを断る人は、シャンプーが苦手だったりその時に急いでいたり。シャンプーが苦手だからシャンプーが別料金の美容室に行く人もいれば、価格的に抑えたい方もいらっしゃいます。

美容室でシャンプーなしのメンズの場合は?

女性と男性で、美容室に対する感覚(?)が違うのかなぁ。と思うこともあります。これもケースバイケースなんですが、慣れって言うのもあります。

「家でシャンプーをしてスタイリング剤を落として言った方が良いのかな?」
「いつものようにスタイリング剤をつけて行った方が分かりやすいのかな?」
「家で洗ってから美容室に行くけど美容院でするシャンプーって必要?」

などなど。美容室自体に慣れていなくて、「行く前にやっちゃいけないことがあるのかな?」と思う男性もいらっしゃるみたいです。

私
私が担当していた男性の話を少々。

常連の方で3週間に1度ほど来店される方がいらっしゃったのですが、男性の場合は「何でも良いから短くして」という方もいて、その方は

「家でシャンプーしてきたから切るだけで良いよ」

と、いつも20~30分で帰っていきました。時間がかかるのが嫌だったのと、3週間に1度と言う早いペースでいらっしゃるのでシャンプー代の節約でしたね。

美容室によってだと思いますが、私が働いていたところでは、シャンプー無しでもカットの後は髪の毛をシャンプー台で流してました。

同僚A
同僚A
シャンプー代節約って言うのはあるよね。
私
うん。必要ないと思ってる人にしたら無駄な出費になるからね。

反対にシャンプーを希望される男性で多い理由は、

・しっかり目にスタイリング剤がついてる
・仕事帰りだからスッキリしたい
・カットの後は髪が落ちるから

など

もちろん、シャンプーが気持ち良いとか好きという人も多いのですが、スッキリして帰りたいという人も多いですね。

シャンプーが必要ないときは断っても大丈夫ですよ(´▽`)

・来店するときにスタイリング剤はついていても問題ありません
・シャンプーが必要ないときはスタイリング剤はつけないでください

美容院でのシャンプーなしのデメリット

美容院でシャンプーをしないデメリットと言うのはそんなにないんですが、私としては、大きくヘアチェンジするときはシャンプーがあった方がカットしやすいです。

後輩A
後輩A
大きくとは?
私
そうだね。すいてある具合にもよるんだけど、10センチから15センチ以上切る時はシャンプーしたいかな。

濡らすだけでも良いって言ったら良いんですが、家でシャンプーする前に先に髪の毛を濡らすときって、キュッとすることないですか?

このキュッとする感じがあると、髪の毛を乾かしても再現性に欠けるんですよね。

特に大きなヘアスタイルチェンジであればなおさらで、これは人によってなのでデメリットと言うわけでもないんですが、シャンプーした後のウェットでのカットの方が慣れている美容師はそうだろうな。とは思います。



シャンプーなしだと流してくれない?

シャンプーなしでお願いすると髪の毛を流さない美容師もいますね。

これは美容室にもよりますし、お客様でも平気か平気じゃないかはわかれるみたいです。

【シャンプーあり】
・シャンプー⇒カット⇒お流し⇒ドライ⇒ドライカットで調整⇒仕上げ
・シャンプー⇒カット⇒ドライ⇒ドライカットで調整⇒お流し⇒仕上げ
・ドライカット⇒シャンプー⇒ドライ⇒仕上げ
など

【シャンプーなし】
・一度濡らしてカット⇒ドライ⇒ドライカットで調整⇒仕上げ
・一度濡らしてカット⇒ドライ⇒ドライカットで調整⇒お流し⇒ドライ⇒仕上げ
・ドライカット⇒流し⇒ドライ⇒仕上げ
・ドライカット⇒仕上げ
など

これは、同じ美容室で働いている美容師でも違うんですよね。

「カットした後に流さないでも大丈夫」というお客様もいらっしゃれば、「カットの後は流してほしい」という方もいらっしゃいます。

シャンプーも、先にしてほしいかカットの後にしてほしいかは分かれますね。

シャンプーなしでも男性や髪が短い方の場合は流しますが、髪が長くて毛先だけカットの方や少しすくだけの場合、私は「流しますか?」と聞きます。

髪の毛を乾かすのも時間がかかるので、「あぁ、そのままでドライヤーで飛ばしてくれれば」と言う方もいらっしゃるので。

同僚A
同僚A
変な話、カットの値段にもよるかね?
私
変な話、カットの値段で違うことはあると思うよ。

例えば、カットの安さを売りにしている美容室だと、たくさんお客さんを呼んで回すと言うのが目的だったりするので、流すのを嫌がる美容師はいますね。ぶっちゃけちゃうと。

流さないのか聞いてみて嫌な顔をされたら、担当を変えるか美容室を変えるのが良いと思います。

だって、私だったら嫌な思いしていくのも嫌ですもん。

美容室のシャンプーの断り方

「シャンプーしますか?」と聞かれれば「いいです」と断られるものの、「シャンプーをした方が良い」とごり押しされると断りにくいですよね。

同僚A
同僚A
トリートメントも同じかもね。
私
ハハッ。そうだね。トリートメントもごり押しする人もいるね。

本当は「結構です」と言うのが一番手っ取り早いんですが、中々言いにくいこともあると思います。

いらないものは断るのですが、私はデパートの化粧品売り場で長々話を聞いてしまいその場から離れられなくなるタイプです。

シャンプーの場合は、「苦手なんで」とか「気持ち悪くなるので」と言えば引いてくれると思います。

もしかしたら今後シャンプーをしてほしいと思うことがあるかもしれないという人は、「家出してきたので今日は良いです」と言うのが良いですかね。

別の美容室にカットしに行く私ですが、長い時間のシャンプーがダメで「シャンプーしなくて良いんで」と言うんですが、アシスタントがシャンプーに入るといるも勝手に頭が泡立っています。

後輩A
後輩A
そんなの良いんですか?
私
反対に気を使ってサービスしてくれるんだけどね。苦手って言うの言ってなかったのかな。

で、案の定途中で首が痛くなるんですが、「痺れてきちゃったから流してもらっても良い?」と短めにしてもらうこともあります。

でも、これで料金がかかるとなるとやっぱり嫌だなぁ。と思います。はっきりと先に断らないといけないんだな。と痛感。

まとめ

美容院の代金を抑えたい人も、シャンプーが苦手な人も、シャンプーなしのカットのみは【あり】です。必要ないときは断ってください。

シャンプーの練習につきあうことも多いからなんですが、うまい人はうまいんですよね。

首が痛くならないようにケアしながらしてくれたり「もっとしてほしい」と思うこともあります。これって出会いなんですよね。

「この子ならお金を払ってもしてほしいな」と思われたい今日この頃です。