世間でも言われているように美容師は厳しい世界なので、美容師になろうと思ってるけど不安があったり、辞めようかと悩んだり、色々と考えることもあると思います。
もちろんつらいこともありますが、辞めるとか辞めないとかではなく、私は美容師になって良かったと心から思っています。
美容師で良かったことのまとめです。というか体験談です(*´▽`*)
美容師の接客は勉強になる
接客業と言っても色々ですが、美容師の接客って距離が近いですよね。良かったと思うのは、色々な年代の人たちや色々な職業の人たちと触れ合うことができるという事です。人間としても成長できます。
私は幼稚園生から大正生まれの方まで担当していましたが、これだけ年齢の幅があり、1対1という近さで触れ合える職業はなかなかないと思います。
子供から学ぶこと
お店によっても違いますが、お子様も来ます。子どものお客さんから学ぶことはけっこう多い。
「子どもから教わること」と言っても子育てではないので、あくまでお客さんとしてということなんですが、人と人との関わりは、大人子ども関係ないんですね(*´▽`*)
流行りものを知れる
年齢は様々ですが、年代別で今どんなものや商品が流行っているのかを知ることができるので勉強になります。
もうずいぶん前ですが、福士蒼汰さんが仮面ライダーフォーゼをやっていた頃、担当させてもらった5歳の男の子がものすごくフォーゼが好きで、ベルトやら技を教えてもらいました。
そのことを知っていたので、たまたま別の男の子を担当した時にめちゃくちゃ話が盛り上がりました。しかも、その男の子はお母さんに「また来たい!」と言ってくれたんです。
フォーゼのおかげで心をつかんでしまったんです。「また来たい!」という一言はかなり私の心を癒してくれました(*´▽`*)
美容師みょうりに尽きます!
子どもの流行っているものを知っていると、その年代の子どもの御両親とも盛り上がれることもあります。もちろん中学生や高校生も同じです。
子どもだって大人と同じ1
美容室に来る方は色々で、おしゃべりが好きな方もいればゆっくり過ごしたい方もいます。
初めてのところへ行くときはドキドキしてしまいますが、これは子供も一緒。
はじめてお店に来た子どもは緊張しています。ましてや高い椅子に座らされケープをかぶせられ、まるでまな板の上の鯉状態。
私が担当していた方のお子様もそうでした。緊張して体が固まってしまっていたのでカットするのは難しくはなかったものの、何を聞いても「・・・。」
あんまり話しかけない方がイイかな?と思って顔色だけ見てたんですが、シャンプーのあと急に顔から緊張がなくなって話すようになったんです。
その子のお母さんがシャンプー中近くにいたんですが、「こんなに気持ちの良さそうな顔見たことない!」と驚いていました。
いやぁ。こっちが癒されるわ!!
実はシャンプーが終わると緊張がほぐれたような顔をするお客さんは多いんですが、子どもも同じように感じてるんだなぁ。と思った瞬間でした。
子どもだって大人と同じ2
美容師をやっていると頭皮の状態や髪の毛の状態でその人の健康状態が分かることがあります。
私が数年間担当していた女の子。中学生のころから担当し始め、高校生になってからも来てくれていました。
その女の子はもともと髪の毛が直毛で扱いが難しかったのですが、受験の時に癖毛が出始めました。来るたびにその癖が強くなっていくんです。
で、ですね。その女の子のお母さんに一応報告したところ、非常に感謝されました。「栄養管理も気にしてみます」とのこと。
というのも、頭皮や髪の毛の質は親御さんでも気づきにくいところなんですね。
その女の子。受験が終わったらきれいに元に戻りました。
これ多分、30代や40代以降だと戻らなくなったりするんですよねぇ。若いって素晴らしい(´▽`)
このことで学んだのは、子どもも大人と同じようにストレスを感じて体に現れるという事。ストレスは人それぞれですが、やはりありすぎると良くない。
そりゃそうだ(/・ω・)/
年配のお客さんから学ぶこと
人生の先輩である年配の方から学ぶことはたくさんあります。これは美容師じゃなくても同じですよね。
大正生まれの方からは、「昔と今を比べて」という事も学べました。
電化製品に強い年配の方もいらっしゃいます。いつも新しいiPhoneを持っている方からは使い方などを学びました。
美容師は接客業なので、接客としてお叱りを受けたこともあります。
美容師として、これは勉強になった。という例です。
髪質の傾向
美容師としては髪質なども勉強になります。良かったことと言うより、学べる面白さですかね。
もちろん髪質は十人十色ですが、こういったことでこういった髪質になるんだな。という傾向がいくつかあります。
病気をしてしまって薬を服用されていた方がいらっしゃいましたが、薬を飲むようになってから髪の毛の伸びるスピードが遅くなりました。
1ヶ月で1センチ以上伸びていた方でしたが、1ヶ月経っても5ミリも伸びないのです。そういった方は髪の毛の質も変わってしまいます。芯がなくなるように柔らかいんです。
また、毛が薄くなってくると悩んでいるお客様は多いと思いますが、反対に「どうやって増やしたんですか?」という方もいらっしゃいました。
その方は、週に2回ほど頭皮のマッサージをしてくれるお店に通われていました。
年配というわけではありませんが、つむじ周りがジリジリしてきたり襟足の毛が切れて伸びない方も多いです。
私が担当していた女性の方は、「ジムに通いプロテインを飲むようになったら髪の毛が早く伸びてくる」とおっしゃっていました。
髪の毛が早く伸びるのか、髪の毛の伸びる速さが正常になったのか、体に影響するほかに髪の毛にも関わってくるというのは面白いですよね。
・薬で髪が伸びにくくなる
・マッサージで薄毛予防
・プロテインで髪の伸びが正常化(?)
また、海外の方だと全然違うというのも面白いと思うところでもあり、美容師として勉強になります。
こだわらないという事
美容師と言うと「こだわりが強い」という人も多いと思います。私はそうです。日常の生活でもこだわってしまうことがありますが、仕事に関してもそう。
「ここのカットが・・・。」
「この生え癖ならこのパーマで・・・。」
「この人の毛質ならこのカラーで・・・。」
とにかく専門的に細かくなってしまうと思うんです。
そういったこだわりが好きな方は指名もしてくれるんですが、染まってればよくて色は何でもよくて早く仕上げてくれるのがイイ。と言う方もいらっしゃいます。
こだわってしまうと時間がかかるんです。
で、登録制のところで働いていた時はそういったこだわりはあまりいらなかったんですよね。「いらない」っていうと語弊なんですが、とにかく手を速く動かすこと。
「考えてる暇はねぇ!」って感じでした。
一番喜ばれるのは、しっかりした仕事で早く終わること。
前の職場で指名してくれていた方が来てくれていたんですが、「最近早く終わるから買い物に行ける」と喜ばれました。
今までの自分のこだわりは自己満足で、お客様に寄り添ったこだわりではなかったのかもしれない。と思い直しました。
そこには値段的な要素もありますが、時間というのは特に大きいのかもしれません。
自分の自己満足というこだわりをお客様に共有してはいけない。そう思いました。
「こだわらない」という事ではないんですが、お客さんに合わせることや、自分のこだわりもいかに早く手を動かせるか。というのは課題でもあるのかな。
転職や留学で役に立つ
美容師という仕事は1対1なので、その方の話を詳しく聞けるというのは非常に勉強になります。自分のことを気に入ってくれて親密になることもあります。
親密と言っても変な意味じゃないですよ?
例えば、「転職したい」「留学した」など、何かしたいときに情報を貰えるというのも美容師ならではかな。と思うこともあります。
転職するのに役に立つ
美容室に来店されるお客様は多種多様で、職業を聞いても「そんな仕事あったんだ!」と驚くこともあります。その内容を聞いても良く分からないこともあります。
私は「保育士」さんや「看護師」さんを担当していたことが多かったのですが、その大変さを知るのこともできました。とくに看護師さんは、私の中では精神的に強いという印象です。
この仕事は実は大変なんだな。自分が思ってた感じと違うな。など、話を聞くとありますよね。
美容師から転職するのには勉強をし直さないといけないように思ってしまいますが、美容師として資格を持っていると転職に有利になることもあります。
例えば、カラーコーディネーターという仕事。カラーコーディネーターの資格を持っている美容師さんもいます。
その人の肌の色や印象に合った色をコーディネートするお仕事ですが、髪の毛は同じ黒でも、肌の色やその人の印象で違いますよね。美容師から転職しようとしたときに絶対的に有利。
最近はマツエクも美容師免許が必要ですし、ネイリストに転身する美容師もいます。
また、着付けの資格を持っていると美容師の仕事ではない所で役に立ちます。例えば結構式場など。
出来る出来ないはもちろんあるかもしれませんが、こう考えると、様々な職業を知っていることで転職しようと思った時に情報量が違うんですよね。
あくまでも、「転職しようと思った時」です。
留学するのに役に立つ
お客さんと話していると、海外で生活していたという経験のある方はけっこういらっしゃいます。そして、海外で生活したことのある(留学も含め)美容師も多いように感じます。
国によって生活スタイルは異なると思いますが、日本人が行って良かったことや苦労することなどは事前に聞けます。
そういった情報は絶対役に立つわけです。
これは同僚の話ですが、アシスタントの頃からお世話になっているお客さんがいて、その方はアメリカに住んでいるとのこと。ちょくちょく帰国するので、その際にカットしに来ていました。
やはり、日本人にカットしてもらった方がしっくりくるんだそう。
「自分が海外で仕事をしてみたい」という話をしたら、「もしアメリカで良ければ、うちに住んでもイイよ」と言ってくれたんだそう。
そこには信頼という関係性があるんですが、そういった可能性も大きいわけです。
留学していたという同僚の話も為になりますが、行ったことのない国の話を聞けるのは勉強になります。
話を聞くだけでも情報の量は違いますし、将来役に立つというのは絶対あると思います。
どうしても忙しいという業務内容で生活してしまいがちですが、こういった事を意識していると仕事が楽しきくなるというのは間違いないですよね。
美容師は変わっている人が多いからどこへ行っても平気
美容師、変わった人が多いです。
「変わった人」というとネガティブなイメージを持ってしまう人もいるかもしれませんが、全くそういった事ではありません。むしろプラスでした。
周りに変わっている人が多くいると、どこへ行っても平気なんです。
変わっているのと常識がないのとは別
「変わっている」と一言で言っても様々ですよね。
変わってる人って常識人じゃないって思ってる人もいるかもしれませんが、変わってるのと常識があるとかないとかは全く別です。
そうなってくると、「じゃあ常識って何」ってなってきちゃいますが、その辺も含めて変わってる人が周りにいて良かったなぁ。とつくづく思ってます。
では、常識と言うのを基本的な社会のルールだとしましょう。
美容師は変わっている人は多いかもしれませんが、常識はしっかりあると思います。
もちろん社会人として当たり前かもしれませんが、時間で仕事してるし、けっこう体育会系だから挨拶もしっかりできる。
だからやっぱり常識があるないか、というのと変わってるというのはちょっと違うんです。個人差はありますが・・・。
美容師としての常識
私は上司に教わったことは、「100人いて10人が同じ意見ならそれが常識になっちゃう」ということ。
で、「お前が思ってる美容師の常識はお客さんには分からないかもしれないからちゃんと伝えろ」ということです。
美容師として仕事をしていると、髪の毛のスタイルの名前や使うスタイリング剤などの名称は知ってて当然になってきます。
でも、知らないお客さんもいます。
お客さんは専門的な言葉を知らないから、自分のしたい髪形を伝えるのがうまくない人もいます。
「ボブにしたいんだけど丸みのあるボブにしたい」
というお客さんがいたとして、
「分かりました。マッシュボブですね?」
と聞いてもお客さんは分からないかもしれないし、もしかしたら全然違うかもしれない。
確認するときも説明するときも、分かりやすい言葉で伝えなさい。という事を教わりました。
これ、美容師じゃない仕事をするにもめちゃくちゃ役に立ちます。
社会的ルールじゃない自分が思っている個人的な当たり前のことは、他の人にとっては当たり前じゃないかもしれない。だから決めつけてはいけないし、自分の価値観を押し付けないようにと教わりました。
美容師として変わってる人
「この人変わってるな」って思うのも個人個人で違うと思うんですが、私が「この人変わってるな」って思った人は、自分一人で楽しんでいる人が多かったです。
例えば、「最近さぁ、淡々と仕事してしまって変化が欲しかったんだよねぇ」と、ロングの靴下をくるくる丸めてドーナッツみたいにして履いてた先輩とか、
いつもクールであんまり感情を出さないのに、甘いものの差し入れが来るとソワソワするおじさん美容師とか、
そのおじさん美容師はいつもこっそり甘いもの食べてました。かわいい。
バックルームで精神統一してる人とか、なぜかいつも材料の在庫をチェックしている人とか。
確かに、趣味にしてもとことん突き詰めたりこだわったりする人は多いかもしれません。
変わってというよりも、こだわりが強いのかも?
スーツで働く人に比べると、恰好とか髪型とか自由なので外見が個性的な美容師も多いんですが、やっぱり内面的なところで自分とは違う感覚を持っていると「変わってるなぁ」って思ってしまいます。
個人的に自分で楽しんでる人って、あんまり周りの目とか気にしてない人も多かったかなぁ。
おじさん美容師は気にしてたようですが。
でですね。こういった変わった人たちと仕事をしていると、自分の常識って何だろうって考えちゃうんですね。
そんなもん、あってないようなもんですが、自分の考えの幅が広がったり色々な事を受け入れられるようになります。
これは、本当に美容師で良かったなぁ。と思うところです。
どこへ行っても平気になる精神の強さ
私は海外旅行が好きなんですが、【受け入れる精神】持ってると、海外行くときに平気になります。
愛想のよくない店員さんだったり、電車が時間通りに来なかったり、トイレが汚かったり。
パーマクロス着てロッド巻いたまま買い物してる人見た時は、「あぁ、私はまだまだだな」って思いました。
こういうのは国民性の違いなんですが、変わった人たちと働いていると自分の生活とは違う事とか、自分とは違った考えを持った人たちが当たり前になるんです。
つまり、慣れちゃうんですね。
海外旅行だけではありません。
以前、20代の半ば過ぎてから一度美容師を辞めているんですが、その時は何個も掛け持ちでアルバイトをしていました。
他の仕事をしてみて、「やっぱり美容師って変わった人が多いなぁ」と思ったんですが、違う仕事をしても色々なタイプの人を受け入れられました。
精神的に強くなるという言い方が合ってるかもしれませんね。
転職するとなると、その仕事の技術やスタイルも必要になるとは思いますが、自分の中の常識の柔軟さがあるとすごく楽だし、柔軟性があればどこへ行ってもやっていけると思うんです。
・変わった人が周りにいたことで、自分の考えが広がったこと。
・自分の考えが広がったことで柔軟に対応できるようになったこと。
・柔軟に対応できる精神力があれば、美容師じゃなくても違う仕事で活かせることができる。
「あの人変わってるからなぁ~」って毛嫌いしちゃうこともあると思うんですが、「色んな人がいるから面白いんだよなぁ」って思えるとどこへでも行ける。気がする。
美容師としてじゃない知識が増えること
美容師としての知識も必要ですが、美容師としてじゃない知識が増えることが楽しかったです。
その知識が深くなくても、広く浅くでも、知らない世界を知れるというのは美容師ならではの情報量だなぁと思います。
色々な雑誌を読む
お店に雑誌が置いてありますが、雑誌を読むことも勉強だと教わりました。
アシスタントの最初の頃はよくわからなくて、自分の好きな雑誌や興味のある雑誌を読んでいましたが、そういう事じゃないんですね。
流行りの髪型を知れってこと?って言うのもありますが、他にも情報収集としてやお客さんの特徴を知るという事。その雑誌の特徴を知ることで、お客さんに合わせた雑誌を提供できるようになります。
もちろん間違っちゃうこともありますが、会話の中でこうい雑誌が合うかな?と思えるようになってくる。
分からないときはどういうのが良いか聞いて見ると良いよ。家庭画報が好きなOLさんもいるからね。
好みや傾向が分かるようになると、自然とお客さんの髪型やカラーの好みも分かります。もちろんコミュニケーションありきで、臨機応変に対応することが大切です。
色々な雑誌を読んでいると、自然と情報が目に入ってくるので知識量は増えます。
私は仏像のキレイさを知って、仏像特集の本をよく読んでました。そして、捨てる前にもらってきてファイルにしてました。
そう。自分で興味がなかったものと出会える。それが趣味になっちゃう場合もあります。
高校生や専門学生の頃は10代向けのファッション雑誌好んで読んでいましたが、美容師として美容室で働くようになって、monoマガジンやBRUTUS (ブルータス)も読むようになり価値観が変わりました。
あと、Number(ナンバー)。
好きなスポーツ選手の専門雑誌を買うことはありましたが、ナンバーは記事が素晴らしい!記者の名前とかも見ちゃうようになりました。なぜか文章で泣いてしまう。
どんな服が流行ってるとか、どんな髪型が流行ってるかとか、人気スポットはどこだとかはもちろん、自分が知らなかった分野を知るのはけっこう楽しいし、勉強になります。
自分が興味のある本以外も読む
美容室で文庫本を置いてる所は少ないかもしれませんが、私が働いていた個人店の美容室では置いてありました。
店主の好きな本が置いてあったんですが、自分だったら読まないだろうな~っていう本もあって、借りて試しに読んだらはまってしまったこともあります。
個人店ではこういった自由なところが良かったな~と思います。
スタッフも本を読む人も多くて、「これ、おもしろいよ」と、よく借りてました。
最近はネット上で色々なニュースを見れてしまいますが、お店に来る前に新聞を3紙買ってきて読んでた上司もいました。
見習わないとな~と思いつつ、新聞を読むのは時間がかかってしまう・・・。慣れもありますよね。
雑誌だけじゃないお客さんからの情報
雑誌や本で知識は増えるかもしれないですが、やっぱり生の声を聴くというのは全然違います。
「この雑誌で一押しししてるお店、行ってみたけど普通だった」
「これ使ってみたらめちゃくちゃ便利だった」
「良い写真使ってるけど行ったらこんなんじゃないよ」
お店とか場所とか、言ってみたことのある人の意見は非常に参考になります。
で、自分が行ってみたいとかの前に、他のお客さんにも情報として言えるというのも良いかな~。と思うんです。
美味しいお店に詳しくなったり、流行りものの評価も知れたり、情報として頭の中に入ってくることが多いし、お客さんから聞くのは雑誌や本を読むよりも生々しくて勉強になります。
スタッフからじゃなくて、お客さんから教えてもらった本や漫画も面白かったりして、お互いに面白かった本を話したりしたこともありました。
もちろん、知識や情報として最近のことだけじゃなくて昔の話を聞けるというのも面白いです。
美容師じゃない仕事の内容を知れるというのも知識。
自分が体験したことのないことを聞けるというのも知識。
直接話を聞けるというのは為になります。
1度美容師を辞めてますが、その時は情報量がかなり減ったなぁ。と思いました。本屋に行って情報収集をすることも増えました。
情報量が減ること自体は問題ないと思いますが、辞めたすぐは取り残されてる感がすごくありました。
美容室と言うのはそれだけ情報量が多かったんだと思います。でもね、以前より時間があるので本を読む量は増えました。
それでもやっぱり人から直接話を聞くというのは、全然違うな~って思うんです。
1対1で仕事をする美容師としての特権だとも思います。
話すだけが仕事じゃないですが、コミュニケーションとしての量は知識と比例するかもしれないと思ってます。
【平日休み】どこ行ってもすいてる
美容師は土日に休めないのが欠点みたいに言う人もいますが、私は美容師になって土日休みじゃなくて平日休みで良かったと心から思っています。
アルバイトしているときは土日のお休みを貰うこともありましたが、一度平日休みに慣れてしまうと、土日に休むのが苦で仕方なかったです。
だって、平日だとどこへ行ってたってすいてるんですよ(*´▽`*)
平日だとすいてる
休みの日に買い物にいったり遊びに行ったり、外出する機会が多いと思いますが、平日はどこへ行ってもすいてます。
昔と言っても10年前とか15年前ですが、今よりもっと、本当に通行人が少なかったんですよね。
ここ数年、「もしかしたら平日休みの仕事の人も多いのかな?」って思うのは街に出てみて人の多さです。年配の方が多いかと思いきや、そうでもない。
私は美術館とか博物館とかが好きなんですが、平日は本当にイイ。
でも、美術館も人気の催し物は平日でも混んでます。が、土日の比べたら入りやすいです。
あと映画館。日帰り温泉。スーパー銭湯。遊園地。デパートやショッピングモール。病院。
平日休みの友達と合わせて遊ぶこともあります。お昼を食べるのも、帰り道も混雑がなくてイイです。予定がスムーズ。
平日休みは役所の手続きが楽
土日に休んでるお母さん美容師さんが「土日休みは手続きが面倒」と言って、平日の仕事を半休にしたり休んだりしていました。
役所に行くって言っても機会は少ないと思いますが、銀行とか運転免許証の更新とかもそうですよね。
最近はコンビニで支払えたりもできるものもあるんですが、その場所へ行かないといけないこともありますよね。
特に美容師は、仕事中に外に行くチャンスがあまりないので、土日休みだとわざわざ平日に休まないといけなかったりします。
平日休みなら旅行が安い
私は自分の休みと有給と合わせて3日とか4日休んで旅行に行くこともありました。
とにかく安く行ける。そして、予約も比較的取りやすい。旅行が好きなので、これはかなりのメリットです。
一人で言っちゃうときもあれば、平日休みの友人と日程を合わせて行くこともありました。
もうね、盆暮れ正月には行けなくなっちゃう。3倍くらい値段が違います。
多店舗で同じ休みの人同士でレンタカー借りてバーベキューとかも行ったなぁ。
土日休みが良いか、平日休みが良いかって言うのは分かれるところではありますが、平日休みは私にとって良かったことです。
他の人が働いてる時に休むという優越感も無きにしもあらず。その分皆が休んでる時に働いてるんですけどね。
旅行も安いし、比較的すいているというメリットでした。
まとめ
何事もそうですが、美容師の良さって経験してみないと分からないですよね。
どうしても仕事内容で見てしまうし金銭的なことで悩んでしまうかもしれませんが、良いことや楽しいことはそれ以外にもあるんです。
長くなってしまいましたが、「楽しいことも多いよ。」でした。