美容師の悩み・辛さ

これって美容師だから?美容室で働きだして体に起こった様々な事の話。

学生から就職して美容師になって、美容師になってから、腰痛、手荒れ、腱鞘炎は当たり前でした。

周りもそうだったし自分だけじゃないって思って当たり前になっていたんです。

腰痛や手荒れなども本当は放っておいてはいけないのですが、それとは別に、体に色々な症状が出ることもありました。

そんな話し。

これって美容師のだから?

美容室で働き始めてから体にガタが来たので、「こっれって美容師になったからなんじゃないか?」と思いましたが、調べてみたらそんなことはありませんでした。

・帯状疱疹

帯状疱疹は潜伏感染している水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化が原因であって、他人から感染して発症するわけではない。しかし、水痘を罹患したことがない人物(特に子供・妊婦には注意が必要)には、接触感染などで水痘として感染する恐れがある。

Wikipediaより引用

帯状疱疹とは、子供の頃になった水ぼうそうのウィルスが身体の中に潜伏してて、再活性してしまい表に現れるというものです。

何でなるかっていうと、免疫力の低下。

基本的に免疫力が低下し始める50代以降の人に見られることが多いみたいですが、私は20代前半でなりました。

でも、過労と狩ストレスで若い人も珍しくないみたいで、病院で先生に見てもらったんですが驚きもせず「帯状疱疹だね」と普通の顔してました。

私の場合はお腹とお尻でした。

最初はわき腹のあたりがピリピリして何だか違和感。どんどんそのピリピリが広がってお尻の方まで。赤い点々が出ていたので「虫にでも刺されたのか?」と思っていました。

私の母も同じような症状で帯状疱疹を経験していたので「それって帯状疱疹じゃない?」と疑ってくれたおかげもあって早期治療ができ幸いでした。

同僚A
同僚A
私の知り合いは顔にできて大変だったみたいだよ。
私
えぇ!柔らかいところにできるって聞いたことがあるけど顔にもできるんだね!
同僚A
同僚A
帯状疱疹は1周すると死ぬって聞いたことがあるけど、迷信だろうか?
私
私もそれ聞いたことがあるよ。都市伝説的な。あまりひどくなると後遺症が気になるってことだよね。

もうさ、とにかく痛いんですよ。チクチク、ビリビリ。腰痛とか腱鞘炎とかとは違う痛さ。

あまりの痛さに仕事も休みたかったから、先生に「休んだ方が良いですか?」「休まないとダメですか?」ってしつこく聞いてました(*´▽`*)。

先生には「小さい子供来る?」と聞かれ、「あまり来ません」と答えたら、「じゃぁ問題ない」と言われました。

基本的に感染はしないみたいですが、水ぼうそうにかかったことのない小さな子供は感染する可能性があるようです。

くそっ!小さい子供もたくさん来るって言えば良かった!!

後輩A
後輩A
おっ!たまに出る本性!!

学生の頃は学校とアルバイトと、けっこう忙しく体を動かしていたんですが、なんで急になったんだろうって考えたんです。

やぱりね、今になって分かるのは、結局積み重ねなんですよ。

若い頃って「自分は体力がある」って過信してるんですが、実はそうでもなかったんです。

体力なんてすぐに落ちるし、10代の頃の体力を維持できてたと思ってる20代はけっこう危ない。

そもそも、若い頃は体力の衰えとか意識してないんですよね。ある日突然ガクッと。

むしろ、体力落ちてきたなぁって対策する30代の今の方が免疫力高いと思います。

・突然顔が腫れる

疲れ切ってそのまま寝てしまい、翌日お風呂に入ってから出勤することはよくありました。

ある日、同じように朝にお風呂に入っている時、首に違和感を覚えました。

首の感覚が鈍いんです。

最初は「凝ってるのかな?」と思っていましたが、その感覚の鈍さが広がっていき顔まで感覚が鈍くなりました。

お風呂から上がって鏡で確認すると、皮ふがガサガサ。

「何だろう?」とだけ思って出勤する準備をしてたんですが、どんどん顔もガサガサになって行くんです。

後輩A
後輩A
なんすかソレ!?めちゃくちゃ怖い!
私
怖かったよ~!でも、痛みもないしよくわからなくて本当に怖かった!

でね、顔が腫れてくんです。9ラウンド目のボクサーみたい。

お店に事情を話したら「それって移る?移るかもしれないから様子見て」と休んだんです。

当時働いていたところは厳しくて、診断書とか提出しないといけなかったので病院へ。

「何科に行けばイイんだ?」と思いながらとりあえず内科。お昼過ぎにはちょっと引き始めてたんですが、先生は「何だろう?明日もひどくなるようならまた来て」と。

後輩A
後輩A
えぇ~!そんな診断なんですか!?
私
医者なんてそんなもんかも!命に別状はないからとりあえず数日様子見。

次の日にはかなり良くなったものの、肌のガサつきもまだ残っていて腫れも少しあったのでまた病院へ。

結局、原因は分かりませんでした。

で、後で同僚に話したら、「私も同じようになったことがありますぅ~。私は朝青龍でしたぁ~。」という後輩がいて、「原因は何だったの?」と聞いたら、やはり分からず終いだったようです。

ただ、その後輩は上司に「それって本当?写真送って」と言われて写真を送ってました。

後輩A
後輩A
えぇ~!?そんな上司いるんですか!?
私
顔が腫れたって嘘ついて休むアシスタントもいないだろうけど、顔が腫れたっていうのも聞いたことなかったから疑っちゃったんじゃない?

まぁ、こうやって人間関係で辞める美容師もいるだろうな。

インターネットで調べたら、急に顔が腫れてしまったという人はけっこういて、原因不明のことも多いみたいです。

それにしても怖かった。

・急に全身かゆくなる

これもある日突然でした。

体が痒くて起きたんですが、それはもう痒くて痒くて眠れないんです。

赤く点々のあるような湿疹が出たなら「蕁麻疹かな?」と思えたものの、湿疹もない。ダニに噛まれたような跡もない。

病院へ行っても「ストレスだろうね」の一言。

内臓の病気とかじゃないか!?って心配になってましたが、「内臓からくる痒みならもっと表に出る」とのことでした。

まぁ、結局ストレスだったようで、数日でおさまりました。

アレは何だったんだろうっていう体の異変でした。

・アレルギー

働き出してから数年。急にアレルギー体質になりました。これも免疫力が低下してたのも関係があるともいます。

美容師でアレルギーって言うとカラー剤のジアミンですが、私もまさにそれで、手が荒れて仕方なかった。

幸いだったのはゴムのアレルギーがなかったことです。

後輩A
後輩A
ゴム?美容師の仕事と関係あるんですか?
私
A君は食べ物とかめちゃくちゃのに健康体だよね。うらやましい~。
ゴムのアレルギーがあるとゴム手袋で手が荒れちゃうんだよ。カラー塗る時もゴム手袋使うし、手荒れがある人はシャンプーでもつけてるよね。

その他にも、花粉症、金属アレルギー、食べ物だとマンゴーとかメロンで喉がイガイガしてしまうようになりました。

そこまでひどくないんですが、急になったから美容師のせいにしちゃったよね。

・肺炎

珍しく高熱が出たので病院へ行こうとしたら休みで違う病院へ行って「風でしょう」と診断されました。

寝込むこと3日。全然良くならずむしろ悪化する一方。

いつも行ってる病院で見てもらったら「肺炎」と言われ、しかも腎臓も同時に炎症を起こしてました。

いつも言ってた病院が休みで違う病院で診てもらったのが間違いだったのか、風邪から肺炎になってしまっていたのか。

完全に免疫力の低下です。

生まれて初めて「死ぬかも」と思いました。

まとめ

なんだか病気自慢みたいになってしまいました(*´ω`)

ストレスもあったと思いますが、美容師だからなるような病気ではなく、多分、他の仕事をしている人でも働き始めて体力が落ちてしまうとなるような病気です。

こんなに病気しても美容師続けてすごいでしょ?って言いたい訳はありません。

美容師はこんなに大変なんだよ?って言いたい訳でもありません。

同僚A
同僚A
ただの病気自慢でしょ?
私
やっぱりそう見えちゃうか・・・。

自分の体力を過信してると、予期せぬことが身体に現れてしまう。

人間関係とか体力面とかストレスがかかることもあると思いますが、免疫力が落ちないように普段からケアすることも大切だ。

という話でした。