美容師の悩み・辛さ

【何でこんなに少ないの!?】美容師は給料もボーナスを期待してはいけない!?

お給料

美容師はお給料が低いと言われていますが、これは一概には言えません。期待できるかは自分次第です。

ただ、アシスタントのお給料はめちゃくちゃ低いです。

休みがない時間がない、体力勝負、お給料の低さ。これで辞めていくアシスタントは本当に多いです。

独立しないと大変と言われますが、独立しても大変です。

ボーナスに関しては、気にしてはいけません(=゚ω゚)ノ 美容師のボーナスは社員でも少ないです!!

もちろん辞めて転職するのも手ですが、せっかく専門学校に通って国家試験を取ったんだから続けたいという人のために。

美容師の給料が安い問題について。どう乗り切るかについて!

美容師のアシスタントの給料が安い

国家試験を通って美容師免許を手に入れたからと言っても、お給料が高い安いとは全く関係がありません。

運転免許を持っていても運転できないペーパードライバーがいるように、絶対的に必要なのは技術力です。

技術を習得するためにはお店に入って色々と学ばないといけないのですが、アシスタントの時点では見習いという立場なので、習いながら働いているという状態。

アシスタントのお給料が少ないのは、アシスタントがお店の売り上げに直接関わっていないからです。

同僚A
同僚A
おっ、今回はすいぶん厳しい言い方だねぇ。
私
何人、辞めていくアシスタントを見たか。現実は知ってた方が良いと思うの( ;∀;)

もちろんアシスタントがいないとお店が回らないですし、ちゃんと働いているんだからちゃんとお給料は欲しいですよね。

休みも時間もなくて辞めていくスタッフも多いんですが、これは美容師じゃなくても専門職はそういった傾向にあります。

習い事するのにお金を払いますよね。でも、ただで教えてもらってお給料は出るという風に考えると、そんなに安いというわけでもないのかと思います。

後輩A
後輩A
いや、安いですよ!僕はカップラーメンばっかりでしたもん!!
私
・・・。やっぱ安いよね。・・・カップラーメンばっかりだと体壊すよ。

美容師アシスタントのお給料は?

私の場合、手取りで14万でした。

学生の頃の夏休みのアルバイトの方が良かったです。

今はちょっと変わって初任給が手取りで18万ほどになったみたいですが、初任給で20万貰ったら良い方だと思います。

私の初任給14万場は15年以上前なので、今よりも生活にかかるお金も高くなかったと思います。

例えばスマホ。スマホよりガラケーの方が通信費も安かったし、今年は消費税も上がるし、基本的な生活費は今の方が高いから大変だと思う。

それでも手取りで14万は安かったかな。

後輩A
後輩A
どうやって乗り切ったんですか?
私
そこは意地しかなかったよ~。絶対稼げるようになってやる!っていう意地。
同僚A
同僚A
本当に好きかって言うのもポイントかもね。お給料安くて休みもなかったら好きじゃないとできないんじゃない?
私
それもあると思う。嫌より好きが上回る人は続けてるのかな。

はじめの頃のお給料は安いです。もうこれは、どうしようもない。

そこを乗り越えるのは気持ちなのかなぁ。と思います。

スタイリストのお給料は?

スタイリストになると、アシスタントよりも基本給は上がると思いますが、これもお店によって違います。

私が働いていたお店では、14万から16万に上がりました。そこから歩合。

スタイリストも3段階あって、その都度基本給と設定料金も上がります。

一番稼いでた人は、年収1000万以上はいってましたよ。

だから、美容師が稼げないというのはウソ。

同僚A
同僚A
美容師は実力の世界よね。
私
本当にそう。かなりシビアな世界だと思う。

自分がどのくらい貰いたいかにもよりますが、そこまでは大変です。

ちょっと話はそれますが、林修先生がテレビで言ってたことがあって、これは美容師の世界でも同じだなぁ、って思ったことがあります。

よく「先生、僕はどうして成績が伸びないんでしょう。」と相談してくる生徒がいます。

その子の勉強内容を見ると、成績が良い子と比べて勉強量が全然違います。

自分では勉強しているつもりでも、全然足りてない。「自分はこんなに頑張っているのに」と思うことで伸び悩んでしまう。

美容師だけじゃなくて、伸び悩んでいる何かしらの人たちもそうかもしれませんよね。

やっぱりね、早くスタイリストになる子は練習量が全然違う。

スタイリストになってみてから分かったのはお客さんとの触れ合い方。アシスタントとスタイリストでは触れ合うところが変わるので、学ぶことも変わります。

早くスタイリストになると早く学べる。もちろんそこには技術ありきです。



美容師はボーナスに期待してはいけない

ボーナス

給料少なくてボーナス1万ってどういうことだよ~!!

と泣いたのはアシスタント1年目の時でした。

高校の頃の友人が新卒で30万円ほどのボーナスだったと聞いて、星を眺めて涙したのも1年目。

違う美容室に就職した友人からは「あるだけイイ」と言われ、また、他の友人はもう少しもらっていました。

「社員だしボーナスは出るでしょ」と私は当初思ってました。

(*´Д`)ノンノン。

社員でもボーナスは期待しちゃだめです!

美容師はなぜボーナスが少ないのか(ないのか)

ボーナスのある美容室もありますが、ほとんど雀の涙じゃないでしょうか。ボーナスがない美容室もあります。

で、実はボーナスが少ない、もしくはないという仕事はけっこうあるんです。

例えば大工さんや土木関係、調理師など、見習い期間があって手に職をつける仕事。また歩合制や出来高払い制の仕事。

お給料が少なくてって悩んでる職業の見習いは同じかもしれませんね。

ボーナスと言うのは会社だから払わないといけないという決まりがなく、広告費、家賃、材料費、人件費、雑費などなど、美容室は経営するためにかかる費用が多いためボーナスが少ないかないところが多いんです。

中小企業でもボーナスがないところもあるそうです。

後輩A
後輩A
ボーナスがあるだけ良いんですね。
私
ボーナスがある会社は他の福利厚生もしっかりしてる所が多い気がする。
同僚A
同僚A
社会保障なんていらないからボーナスくれ!って最初は思ったわ
私
分かる。本当にボーナス少ないもんね。

美容師のボーナスの額

ボーナスが出る美容室で、実際どのくらいもらえるのか?っていうところですが、これもお給料と一緒でけっこうバラバラです。

私がはじめに働いていたところでは、1年目1万。2年目2万。という具合でした。

スタイリストになったらもう少し上がるんですが、売り上げの差でも額が変わってました。

こっそり店長のボーナス額をみたら(ボーナス袋の表面に書いてあった)、20万と少しでした。

会社全体では、私が働いていた店舗の店長よりも稼いでいた人も多かったので、もっともらっている人もいたと思います。

大手企業みたいに何百万ももらえるってことはないですが、もらえない美容室があると考えると良かったと思います。

転職サイトのコラムでは、美容師のボーナスの平均は「6万円弱」だそうです。

ちなみに、

・一般的な20代女性の平均ボーナスは、およそ20万~35万ほど。
・一般的な30代女性の平均ボーナスは、およそ30万~45万ほど。

・一般的な20代男性の平均ボーナスは、およそ30万~45万ほど。
・一般的な30代男性の平均ボーナスは、およそ40万~55万ほど。

同僚A
同僚A
あ~あ、比べちゃったよ(;´∀`)
私
はい。ついつい比べてしまいました。

もちろん働いてる職種によっても違いますし、上のはあくまでも平均です。

いつも思うけど、平均って微妙ですよね。

1万円の人と100万円の人の、2人の平均は50万5千円。

すっごいいっぱいもらってる人は一握りで、平均上がっちゃう。って思い込ませてます。まぁ、実際そうだと思います。

美容師のボーナスはないものと思った方が良い

経営側の立場になったらどのくらい費用がかかるかと言うのも分かると思いますが、会社員として働いてるならもらえるもんはもらいたい!ですよね。

もちろん、ボーナスがちゃんとした額が出る美容室もあります。(あると思います)

でもね、最初から「ない」って思った方が楽なんですよ。

どうしても周りと比べてしまうから「少ない」やら「ない」やら、悲しくなったり切なくなったり、時には怒りさえ覚えてしまいますが、「ない」って思えば関係なくなります。

それよりも、毎月のお給料を安定させることを考えた方がイイ。

それはそれで大変だったりしますが、余計な心配が一つ減るだけでもイイ。

個人店で働ていた時はボーナスがありませんでした。

あるとき店主に「うちはボーナスもないけど、いつもありがとう。はい、これ。」と2桁のお年玉をもらいました。

期待してるのと期待してないのとの差ってすごいよ。

自分のボーナスが1万で高校の頃の友人のボーナスが30万だったときみたいに、星空を眺めて泣いたよね。

「こんなに心の温めるお金ってあるんだね( ;∀;)」と。あの頃と涙の味が違いました。

同僚A
同僚A
そんなキャラだっけ?たまにおかしくなるね。
私
思い出したら胸が厚くなってしまった。



美容師はスタイリストになってからが勝負

美容師は基本的に歩合です。安いお給料から貰えるようになるには、売り上げを伸ばすしかありません。

まずは指名を貰えるようになること。指名を貰えるようになるのもけっこう大変です。

指名関係なく稼ぎたかったら、フリーのお客さんの数をこなすというのもありますが、休む時間はあまりありません。

指名と言うのは安定にもつながります。

後輩A
後輩A
僕はまだまだ指名のお客さんが少なくて伸び悩んでます。
私
私も最初はものすごく悩んだよ。指名が多いスタイリストはどうやって接客してるかすごく見てたよ。

コツっていうか、何故か急に指名が増えることがあります。

お給料の問題も、指名数が伸び出してからあまり悩まなくなったかなぁ。

スタイリストになっても給料が安い

お給料の設定はお店によって違うので、同じように働いていてももらえるお金も違うかもしれません。

スタイリストになってもお給料が安く悩んでいるなら、他のことに目を向けてみるのも手です。

スキルを身につける

スキルというのは、カットやカラー、パーマだけではなく、美容に関わる仕事のスキルです。

例えば着付け。ヘアメイク。まつエク。

転職という形になってしまうかもしれませんが、美容師の免許を活かして安定させたいならスキルアップも必要かと思います。

ワーホリで海外へ行く

ワーホリじゃなくても良いんですが、海外での日本人美容師は「丁寧だ」と人気です。

海外に店舗を持つ会社もあるので頭に入れておくと良いかもしれませんね。

私の先輩は会話もままならないまま海外へ修行へ行って、かなり流暢に話せるようになって帰ってきました。

海外へのあこがれで渡航する美容師も多くいますが、指名は取りやすいかもしれませんよ。

後輩A
後輩A
海外の方がお給料もらえるんですかね?
私
場所によるかもしれないけど、話を聞くと日本とあまり変わらないか、低いこともあるみたいだよ。

海外へ行くと、お給料がどうのって言うのとは別に、人生観とか価値観とかが変わる人が多いです。

「お金は関係ない」っていう人もいますが、私はそうは思いません。生きるためにはお金が必要だし、誰だって多く貰いたい。

ただ、執着しちゃうと選択肢を間違えちゃうこともある。と思う。

私も海外留学したことがありますが、お金かつかつでした。

でも、月並みな事を言いますが、人との出会いとか自分のやりたい事とか、優先順位が変わったと思います。勉強になると思います。

自分でお店を出すのも大変

将来自分のお店を出したいと思う美容師もいますよね。

美容室と言うのは、家賃や光熱費、材料費など、すごくお金がかかります。

これは個人店で働いていた時に知ったんですが、本当に費用が掛かるんですよね。

どこなら自分で出せるか、どういった費用が掛かって、どのくらいの収入があれば足りるのか。

お金がないなりにも、こういった勉強をしておくというのも必要だと思います。

あと税金のこととかも勉強しておくと、お店を出すときに優位だと思いますよ。

社員として働いている美容師と、経営者とは意識や考え方も違います。

個人でお店を持ちたいのか社員を雇って店舗数も広げたいかによっても異なってきますが、経営者の立場になってみるのも良いと思います。

まとめ

基本的に就職してすぐはお給料は安いです。ボーナスもあるかないか分からないという世界です。ボーナスが一般的な平均より上回るという事も稀でしょう。

お給料をアップさせるためには、それ相当の努力も必要です。平均のお給料は自分の頑張り次第で上回ります。そして、ボーナスがなくても、月にもらうお給料を上げれば平均の年収も上回ることができます。

年収1000万以上の美容師もいます。

「どうやって頑張るんだよ!」って最初は思うかもしれません。私は思ってました。

でもね、続けてみないと分からないこともあるんです。

そこを目指すのも頑張り次第。「諦めるのはいつも自分」。

最初の頃は本当に少なくて泣きそうでしたが、スタイリストになって数年から辞める直前までは、一般的なOLさんよりもお給料は良かったと思います。

美容師を諦めて転職するのもありですが、美容師として店舗ではなく他の仕事という手もあります。

続けたいけどお給料が少なくて悩んでしまうかもしれませんが、5年後、10年後、自分はどうなりたいかと言うのを考えると変わってくるかもしれませんよ。