「ツーブロック」は今や主流の髪型になっていますが、女性でもツーブロックにする方も増えています。
ただ、周りの目や彼氏の反応が気になったり、「後悔するのでは?」と、切るのをためらう女性も少なくありません。
ボブやショートと違って刈り上げる部分が多いのですし、バリカンに慣れていない女性は少々抵抗があるようです。
美容師から見た見解ですが、ツーブロックをする前に参考になればと思います。
実際にツーブロックの女性は男受けが悪いのか?
木村カエラさんや倖田來未さん、IMARUさんのようにサイドをツーブロックにしていたり、夏木マリさんのようにサイドもバックも一周借り上げていたり。
女性から見ると「カッコイイな」と思いますが、実際に男性はツーブロックをしている女性をどのように見てるのでしょうか。
・木村カエラは可愛いけど、彼女がしたら引く
・個性的で攻めてる感じがする
・プロレスラーをイメージしてしまう
・女性らしさを感じない
・実際に男受けは良くないでしょ~
私が男性のお客さんに聞いたところ「カッコいいと思う」という意見は多いものの、「彼女がツーブロックにしたら驚く」「何でしたの?と聞く」など、じゃっかんマイナスのイメージがあるようです。
やはり、実際に男受けはあまり良くないようです。
刈り上げ部分が見えると強さを感じてしまうのでしょうか?
あくまでもイメージですが、自立している女性のイメージは確かにあるかも。
ツーブロックがかわいいと言う男性もいる
長い髪の男性が好きという女性もいれば、ツーブロックがかわいいと言う男子もいます。
例えば、周りにツーブロックの女性がいなくて彼女がいきなりツーブロックにしたら驚きますよね。(多分)
美容師はツーブロックの女性を見慣れているし実際に切ることもあるので、特にマイナスのイメージを持っている人はあまりいないと思います。
他にもファッション関係やデザインの仕事など、洋服や髪型を自由にできる仕事の方はあまりマイナスイメージではないかもしれませんね。
私が担当していた男性は一般の会社の方でしたが、「嫁のツーブロックがかわいい」と言っていました。
3mmで刈り上げていて、かわいくて触ってしまうんだとか。
なんだか惚れそうになりました。
OLでもツーブロックってできる?
サラリーマンの男性はツーブロックの方もいますが、OLさんの場合は少ないかもしれません。
会社にもよりますが、髪型や髪の色が厳しいところもあります。
私の友人が国際線のCAだったんですが、髪型も色も規定があってかなり厳しかったと言っていました。
海外の航空会社の方が厳しくはないそうですが、国によって違うそうです。
反対に、OLの友人が働いている会社は割と自由で、髪の毛の色も金髪じゃなければそんなに言われないと聞きました。
女性のツーブロックのスタイルも色々ありますし、アップにしないといけないなど決まりがない場合はありなのかな?。
一度刈り上げてしまうと伸ばすのが大変なので、心配な方は会社に確認を。
女性でツーブロックをやって良かったという人も
女性の場合「刈り上げに抵抗がある」と言う方も多いのですが、一度ツーブロックを体験するとやめられないと言う女性もいますよ。
私が担当していた女性の方にもツーブロックにされる方がいらっしゃいましたが、毎月ツーブロックのところだけカットしに来ていまいした。
何回かに1回は全体にカット。という具合。
美容師から見ると、年齢に関係なく周りの目を気にしない方が多いのかもしれません。
・夏は涼しい
・乾かすのが楽
・普通の格好でもオシャレに見える
・意外とばれない
実際に美容師が女性のツーブロックをする時
流行りやオシャレな感じに限らず、女性が髪の毛の悩みを解消するためにツーブロックをすることもあります。
「ツーブロック」という選択肢がお客さんにない場合、提案することもあります。
実は割と多いのがこっちだったりしました。
毛量が多いからツーブロック
髪の毛が長い場合も短い場合も、量が多くて髪型が決まらないと悩む方もいらっしゃいます。
「切りたては良いんだけど、2週間でボリュームが出てきちゃって・・・。」
毛量の多い方や毛がしっかりしている方は数ミリ伸びただけでも厚みを感じてしまう様で、「出来る限りすいてほしい」と言われることもあります。
厚みが気になる⇒すく⇒伸びてきたときにもっと厚みが気になる
「すく」と言うのはやり過ぎてしまうと、自分の髪の毛を扱うお客様からしても美容師側からしても、あまり良い方向ではありません。
半年に一回、3カ月に1回、月に1回。
すけばすくほど毛先がスカスカになっていきますので、形が維持できなくなります。
1~2ヶ月伸びてきたときに厚みを感じる方は、特に根元の厚みを感じているので、根本付近をすきます。
根元のあたりをすくと言うのは非常いリスクが大きいんです!
こういった場合、サイドのツーブロックだけでなく、バックのツーブロックを提案することもあります。
「そんな技があるのね!?」とツーブロックにされる方もいらっしゃいますが、やはり抵抗があって「今までと同じように」と言う方もいらっしゃいます。
もともと髪の毛の量が多くないとできないのか?というとそう言うわけでもありませんが、髪の毛の量で形が変わると言うのは正直なところあります。
生え癖があるからツーブロック
特にアップにする習慣がなく髪の毛をいつも下ろしている方に多いのですが、えりあしの生え癖。
えりあしの髪の毛が上に向かって生えている場合、そこに乗っかってくる髪の毛も浮いてしまうのでボリュームが出てしまいます。
また、短くするとえりあしの髪の毛だけはねてしまうと言う方。こういった場合もえりあしのラインだけ刈ることも提案します。
たまに結ぶことを考えると躊躇される方もいらっしゃいますが、ショートの方は「一度やってみる」と言う方もいらっしゃいます。
自分でセルフカットするときは?
借り上げた部分は短いので、伸びてくるのが早く感じてしまいます。
自分で家で処理する場合はバリカンがベストです。
基本的に美容室で使うバリカンは、3mm、6mm、9mm、12mm、などとアタッチメントがついています。
市販のものも色々ミリ単位で選べるものもありますので、家電料品店やドン・キホーテなどでチェックすると良いかもしれません。
美容師は髪の毛を止めるためにダッカールを使っていますが、髪の毛を止めるためであればダッカールでなくても問題ありません。
気を付けたいポイントは、ツーブロックの場所と長い髪が生えている堺です。
慣れていないと長い髪も切ってしまうことがあるので注意です。
ツーブロックのやめどきは大変?
ツーブロックにしてみたはいいが伸ばしたい。という場合。
もちろん刈り上げなければ伸びるので刈り上げなければ良いのですが、一番大変なのは、伸ばしている最中です。
白髪染めをやめるときのような感じに近いかもしれません。
最近は、自分の白髪を活かした「グレイへア」も流行っているので、白髪染めをやめて自分の髪の毛にする方もいらっしゃいます。
カラーの場合、染めたところと染めないところがはっきりするので、伸ばす段階でそこが大変です。
ツーブロックの場合は内側を刈り上げるので、周りから見ても伸ばしているのが分からないというメリットはあります。
大変なのは伸ばしている最中。伸ばして数カ月ころが大変です。
ツーブロックははっきりラインが分かれているので、厚みが出る所と厚みがないところに分かれてしまいます。
また、結んでも5センチほどの髪の毛がピョンピョンと出てきてしまうと言う悩みも伺います。
伸ばし途中で大変なのは、ショートカットの方よりも、ボブやロングの方の方が大変かもしれません。
まとめ
ツーブロックをすることには、メリットもデメリットもありますね。
どうしても男性のイメージが強いツーブロックですが、女性がしてもカッコイイ感じになりますし、スタイルも様々なのでかわいくツーブロックをすることができます。
男性の目は気に合いないけど悩んでいる。というなら一度挑戦しても良いかもしれませんね。