どうやら美容師は気を付けないと早死にするらしいです。
日経トレンディネットによると、高血糖が原因で糖尿病になりやすいらしい。20代でも空腹時の血糖値の平均がが50代並みなんだそう。
美容師の他にも、デスクワーカー、バスやタクシーの運転手、営業職、飲食業なんかも早死にしやすい仕事だという。
もうさ、全部じゃん!って思うよね。じゃなかったら働き方改革とか取り組まないわな。って思うこともある。
私は、パイロットやCAさんは早死にしやすいって聞いたことがあります。
実際にCAの友人に聞いたら、「国際線はそうかもしれない」と。
・時差があって1日が短かったり長かったりで体内のリズムが狂うこと
・気圧も関係あるかも
・放射線めちゃ浴びてる
時間っていうところで言うと、夜間勤務のある医師や看護師さんもそうかもしれないと看護師さんのお客さんに聞きました。
夜間勤務の仕事は病院だけじゃないので気を付けた方が良いかもしれないですよね。
実際に美容師って早死になの?
私は十数年美容業務に携わってきていますが、早死にって言うのはあんまり聞いたことがありません。何歳で早死にか?っていう疑問はありますが。
もちろん健康体だから現場にいるっていうのもあります。
私が通っていた美容専門学校の校長は高齢で(多分、当時80代後半でした)、「マジかよ!」って思うほど元気だったし、働いていた所の上司は60代以上でも若かった。
美容師は見た目が若いっていうけど、気持ちが若いというのはすごく大きいと思います。
ただ、確かに現場だけだったら大変なのかもしれないなぁ。
現場で働く美容師の生活習慣
早死にするって言われている背景は「生活習慣」。もう、絶対に生活習慣だと思う。
・食べない
・食べないのにつまみ食いがお菓子。
・喫煙
・飲酒
・運動不足
・睡眠不足
早死にに関わらず、この辺を改善しない限りは「病気」になりやすいのは確かですよね。
たまに、めちゃくちゃな生活してるのにものすごい健康な人とかいるんですよ。
元々持ってるポテンシャルの違いもあります。本当に羨ましいって思う。
私、ちょこちょこ「気持ち」って言うんですが、本当に大切なのはそこだとも思ってます。
私は美容室に就職してから、生活めちゃくちゃでした。で、けっこう病院にもお世話になりました。30代に入ってからの方がまともだし、気を付けるようになりました。
体調崩してお休みしてるっていうのは矛盾するかもしれませんが、良いことも悪いことも、気持ちが習慣化するって言うのも大事だとも思います。
・食べない
食べないっていうか、食べられない?。
美容師は食べる時間がバラバラで、食べない時間が長く続いてしまうでしょ?
食べない時間が長いのに、その後の食事でドカ食いしたり早食いしたりする人もいますよね。
これが身体にとってめちゃくちゃ良くない。
ドカ食いや早食いは血糖値を急激に上げてしまうんですね。
で、そういう食事が続くと人によってはインスリンの分泌が減って血糖値が下がるのに時間がかかってしまうんですよ。
血糖値のコントロールが出来なくなってしまうと糖尿病のリスクが上がるわけです。
・食べないのにつまみ食いがお菓子
食べる時間がないからちょこちょこつまみ食いで済ませてしまうこともあると思います。
先ほど冒頭で「高血糖が原因で糖尿病になりやすい」という話が出ましたが、空腹時の血糖値が高いのは、食事以外のお菓子や甘い飲み物も原因になるそうです。
私が20代の頃、お昼ご飯はお菓子でした。
自分はお菓子食べまくってるのに、「この子将来絶対体壊すわぁ~」って思ってたこともあります。
男の子だったんですが、その子の場合は微糖の缶コーヒーでした。毎日2缶は必ず飲んでました。多いときは3~4缶。
でね、時間がない中で栄養があるものをちゃんと食べるって難しいと思うんですよ。
ちょこちょこ食べるのを低糖質に変えたり、塩分少なめのナッツにしたり、スナックを食べる代わりにチーズにしたり、そういう工夫も良いんじゃないかと思います。
・喫煙
近年では、タバコを吸う人も減っていますよね。
他の仕事と比べたことがないので美容師の喫煙率が高いかは分かりませんが、昔、私が働いていた美容室では半分以上は喫煙者でした。
まぁ、時代とともに喫煙する人も減っているので、美容師の喫煙率も下がっていると思います。
でも、吸う人は吸うし、けっこうヘビーだったりする。
休憩も決まっていないことも多いので、とりあえず落ち着きたいっていうのもあると思います。
これは難しい問題。辞めろって言われて辞めれるんだったら苦労はないですよね。
私はタバコを吸うのですが、「仕事中には吸わないぞ!」って自分で固く決めたときにはかなり本数は減りました。
「禁煙セラピー」を読んでタバコをやめたスタッフもけっこういますが、私はダメでした。
実は、砂糖の方が依存性が高いって聞いたことがあります。砂糖抜きをした事のあるお客さんがいましたが、禁断症状が出るらしい。
まぁ、どちらにしても体に良くないことは間違いないですよね。ほどほどに。
・飲酒
お酒飲む人もいれば全然飲めない人ももちろんいます。タバコと似てると思うんですが、飲める人はすごく飲む。
同僚が、「最近手が震える」って言ってきたときは、流石にやばいって思ってみはりました。
「酒は百薬の長」と言いいながらガンガン飲んでる同僚もいましたが、やっぱり何でも過剰はダメですよね。
食事もたばこもお酒も、反動で量が増えちゃうのもあるのかなぁって思います。
・運動不足
美容師は運動不足になる人は多いと思います。
室内で働いてるけど、立ちっぱなしだし室内を歩き回ってるからそうでもないでしょ!?
って思ってたんですが、ある時、自分は毎日どのくらい歩いてるんだろうと思って万歩計を付けて1日を過ごしたことがありました。
いやぁ~ビックリですよ。3,000歩も歩いてなかった。
その時は駅から近いところに住んでたッてうのもあるし、駅から近い美容室に勤めてたって言うのもあります。
結局、通勤の歩数以外は歩いたうちに入らないくらいでした。
運動も、筋肉がついて慣れるまでが大変なんですよね。
学生の頃から週一の休みにジムとかサウナへ行って、体のメンテナンスをする友人がいました。
今思うと、若い頃から習慣にしておけばよかったなぁって思います。
・睡眠不足
休みが少ないのに、営業時間が始まる前の朝練から始まり営業後の練習。スタイリストになると時間の自由がきくようになると思いますが、アシスタントは大変。
「いつ寝るのよ!」ってなりますよね。
ここ数年に広まった「睡眠負債」という言葉もあるように、睡眠不足は生活や仕事の質が低下してしまうし、病気との関わりも深いと言われています。
忙しいと帰る時間も遅いと思います。リラックスする時間もなく寝てしまいますよね。
寝る数時間前の食事や飲酒も良くない、寝る2~3時間以内の激しい運動や汗をかくような入浴も良くない、寝る直前にスマホとかも良くない。
自律神経が乱れて睡眠の質が下がってしまうんですね。
でも、分かってるけど難しいですよね。
同じ時間に寝るのはけっこう難しいです。同じ時間に寝ようと思って寝酒しちゃったりしてね。
寝る時間が少ないのであれば、質は大事にしたいところですよね。
私は「この本絶対寝られる」という本が何冊かありました。ちなみに、十年以上前のその本を、いまだに完読できていません。
まとめ
・食べない時間が長い(空腹時のドカ食い・早食い)
・食べないのにつまみ食いがお菓子。
・喫煙
・飲酒
・運動不足
・睡眠不足
年齢を重ねても元気で健康な美容師はいますが、美容師は生活習慣病になりやすい生活スタイルだと思います。
生活習慣病予防で取り上げられる項目とほぼ一緒よ。
だからやっぱり、予防することの習慣って大事ですよ。
私は20代前半くらいまでは「んなもん分かってるよっ!」って思ってました。
分かってなかったんだろうなぁ。いや、頭では分かってる。でもやってみたらけっこう大変。
ワインディングもさぁ、最初は出来なかったよなぁ。
え?終わるんですか?え?え?