「チコちゃんに叱られる」がめちゃくちゃ面白いです。
「ボーっと生きてんじゃねぇよ!」は、口癖になってしまう。
危ない危ない。
雑学増えるわ~。お客さんとのネタに使えるわ~。と思いながら楽しく見ているんですが、今回の「チコちゃんに叱られる」で「もみあげの由来」をやっていました。
うん。これは自分の知識にもなるし、お客さんに説明するときにも使える!!
と、美容師の私は思ってしまいました(*´▽`*)
今回のゲストは和田アキ子さんとつるの剛士さんでした。
で、アッコさんが「10日に1回は美容院へ行く」と言ってて、本当だったんだ。と納得。
数ミリカットって、めちゃくちゃ難しいですよね。
なんで「もみあげ」って言うの?
チコちゃんが、「耳の前に毛が生えてる?」とアッコさんに聞いて、アッコさんが「チャリ毛」と言ったのは笑った。
で、もみあげは「耳脇毛」がなまって「もみあげ」。
「耳腋毛」ではありません。「耳脇毛」です(´▽`)
詳しく教えてくれたのは、ポーラ文化研究所の村田孝子さん。
「もみあげ」の由来
そもそも「もみあげ」と呼ばれるようになったのは、1700年ころの江戸時代なんだそうです。
最初は「耳脇毛」と呼ばれていて、江戸時代後期の語源書【言元梯】にも「毛美阿気(もみあけ)」と記載されていて、説明書きにも「耳脇毛」と書いてあることがテレビで紹介されていました。
「もみあげ」と呼ばれるきっかけ
ポーラ文化研究所の村田さんは、「もみあげ」と呼ばれるようになったのは大きなきっかけがあったと言います。
それは「結髪」。
江戸時代の中期に、遊女たちを中心に髪を結いあげることが流行ったんだそうです。
それまでは「垂髪」という、真っすぐ髪の毛を下ろすスタイルが主流だったようですが、耳の脇の毛は隠れて見えなかったと言います。
で、今まで隠されていた部分があらわになったことから男性たちが関心を持ち、その部分の言葉を使うようになったんだそう。
その結果、その言葉がなまっていったんだって。
ミミワキゲ⇒ミミワゲ⇒モミワゲ⇒モミアゲ
番組内で江戸時代の「ひとりね」という書物が紹介されていました。
桐屋の小静といふ(桐屋の小静という)
女郎のもみあげ(女郎のもみあげが)
あまりうつくしくかりしかば(あまりに美しいので)
という描写が書かれています。
もみあげと髭の境目はどこ?
もみあげと髭の境目は、理容業界で決められているんだそうです。知りませんでした。
「大体この辺?」みたいな感じはありますが、はっきり決められているのは初耳。
詳しく教えてくれたのは、全国理容生活衛生同業組合連合会の稲葉孝さん。
もみあげと髭の境目は「頬骨の上辺のライン」
なんだそう。
もみあげの途中で骨が凹む部分がありますが、大体その辺りですかね。
ちなみに、英語でもみあげは「Sideburn(サイドバーン)」。
実在したバーンサイドさんという人の名前から生まれたんだそうです。
もみあげが長い短い問題
これは番組と関係なく私がいつもお客さんと話すことなんですが、もみあげの長さって人それぞれですよね。
もみあげが長い女性もいるし、もみあげがない男性もいます。
で、もみあげが髭とつながらない男性がいて、「髭を伸ばすと目立ってしまう」と悩んでました。
本当に、こればっかりはどうしてあげることもできないんですが、「もみあげと髭の境目かもしれませんよ」とネタにはできる。
ちなみに、もみあげと髭がつながらない男性は、髭もまばらな事も多い。
毛が濃いか薄いか。というのもあるかもしれないですよね。
まとめ
いやぁ。チコちゃん。勉強になりました。
美容師としての仕事も面白いですが、髪の毛の歴史や由来というのを知るのも勉強になると思います。
ポーラ文化研究所の書籍、本屋では見かけることはあまりないのですが、岡本商会やマスダ増、B-ZONEなどに行くと置いてあるかもしれません。
(美容師免許がないと入れないので、美容師向けに言ってます(;´∀`))
私も読みたくなってしまいました。明日にでも行って見ようかな。